お知らせ

2013年上期 湾ナビ評価額のダイジェスト

●マーケットレヴュー

2012年末から始まったアベノミクス効果が目に見えて中古マンション取引市場に反映された半期でした。年明けから購入希望者の動きが例年以上に活発になり、それまで動きが鈍かったマンションやお部屋の売買成立が目立ち始め、人気の高いマンションは年度末を過ぎた頃には売出中のお部屋が枯渇してしまいました。その後も人気の高いマンションは、新規に売り出されるお部屋が、短期間で売約済みになる傾向が続いています。
特に、パークシティ豊洲(タワーB:西向き)・東京フロントコート・プライヴブルー東京においてその傾向が顕著です。購入希望のお客様のストックが多く、売り出されるお部屋の数が少ない状況が続いています。
今後は、その傾向が他のマンションやエリアに波及すると思われます。実際に、東雲・有明エリアのマンションについても、取引が活発になってきました。
有明においては、2020年のオリンピックの開催地が東京に決定しましたので、今後の開発期待から注目されるでしょう。

●取引戸数

2013年上期の取引戸数(湾ナビ取扱いマンションのみ)は、前年同期と比較して約1.5倍(155.7%)になりました。
特に増加割合が大きかったのは、東京フロントコート(約4倍)・THE TOYOSU TOWER(約2倍)・アップルタワー(約2倍)・ブリリアマーレ有明(約2倍)などです。

●評価額の変動

湾ナビ評価額は取引事例を中心に、周辺環境の変化や金融環境・管理の状態など様々な評価項目を考慮して、算出しています。今回の評価額更新によって「マンショントップ」ページで表示しているマンション平均単価が大きく変動しました。景気上昇によって取引が活発になりましたが、平均単価が下落したマンションも多数あります。これは、年始に昨年から長期間売れ残っていた一部の条件の悪いお部屋の売買が成立した事が要因の一つです。部屋の状態が悪いため販売価格が低めに抑えられていたお部屋の売買が成立し、一方で割高に売り出されているお部屋については、まだ売れ残っている状況です。
しかし、年度末を越えた頃から割安なお部屋が無くなってきたので、新規の売出しについて最初から以前よりも高い値付けで売り出される部屋が目立ち始めています。
この傾向が特に早く確認されたのは、パークシティ豊洲(タワーB:西向き)です。
今後は、これらの新価格が付けられたお部屋や以前から割高だったお部屋の売買が成立することで、価格が上昇すると思われます。

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